閉じる
髙口志郎(コウグチシロウ)―江戸前の技を今に生かす鮨職人
福岡生まれ。東京・京都の名店で修業を重ね、江戸前の技と心を磨く。多様な食文化に触れ、感性を研ぎ澄まし、独自の鮨を探求。2024年、福岡に「鮨志郎」を開業。凛とした伝統にしなやかな発想を重ね、唯一無二の一貫を供する。
白シャリと旬の魚介が織りなす握りの世界
シャリと旬の魚介の調和を何よりも重視。お米は一年間乾燥させた古米を使用し、粒の輪郭を際立たせることで酢との一体感を生み、口に入れた瞬間にほろりとほぐれる理想的な食感を実現。魚のルートも厳選。豊洲市場から旬の最上級の魚を仕入れ、鮮度と質を見極める。地元福岡からは活車海老や白身魚、スミイカなど九州特有の活魚を直送。玄界灘の海流で引き締まった身の食感と豊かな旨味が、白シャリとの絶妙なバランスを生み出す。
器に宿る季節
鮨志郎では、四季の移ろいを大切に、器を季節ごとに精選して取り揃える。春・夏・秋・冬、それぞれの季節感を映すため、唐津焼、伊万里焼、有田焼、九谷焼、京焼、三島焼など、日本各地の名陶・名窯の逸品を使用。どの器も作家が丹精込めて仕上げた手仕事の極みで、一皿ごとに料理と美しく調和するよう選ばれる。質感や色彩、釉薬の表情が、鮨の美しさと季節の物語をより深く引き立てる。
ワイン―香りと余韻の一杯
店主はこれまでに世界各地を巡り、現地で培った食文化と味覚の経験をもとに、鮨コースに最もふさわしい一杯を見極める。フランスやイタリアなど旧世界の名酒に息づく繊細な酸とミネラル、熟成がもたらす奥行き。そしてチリ、アルゼンチンといった新世界の果実味豊かで力強い銘柄。そのどれもが、鮨の繊細な旨みと響き合い、香りと味わいが重なり合う特別な時間を生み出す。世界の風土と鮨が出会う、一瞬の調和をお愉しみください。
月・火・水・木・金・土・日・祝日・祝前日・祝後日
カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners、UnionPay)
電子マネー不可
QRコード決済可(PayPay、Alipay、WeChat Pay)
無