銀座くどう 公式

工藤淳也氏（クドウジュンヤ）─独創的な日本料理の若き牽引者

1978年、山形県生まれ。小料理店を営む叔父の影響で料理人を志す。割烹料理の老舗「日本橋とよだ」で修業後、ドイツへ渡り、日本料理店などで働きながら料理人としての視座を広げる。帰国してからは日本料理の名店「銀座うち山」で研鑽を積み、イタリアンレストランや小料理店の経営を経て、2011年に暖簾分けで「徳うち山」、2017年に「銀座くどう」を開店。その独創的な日本料理は高い評価を受けている。

素材の味を引き出す手腕と、自由な発想から生まれる極上の一皿

「銀座くどう」の真髄は、素材の味を最大限に引き出すことにある。季節に合わせた極上の素材のみを仕入れ、その旨味を凝縮させた逸品は、口に入れた瞬間に鮮烈な印象を残す。素材同士の斬新な組み合わせは、様々なジャンルの料理を手掛けてきた工藤氏の、知識と経験に裏打ちされたものだ。その独創性はあまたの美食家たちを唸らせる。予約は1日3組限定。「こなすようにして料理を作りたくない」という言葉に真摯な人柄が滲む。

高級感のある贅沢な和空間。個室で寛いだ時間と料理を楽しむ

歌舞伎座にほど近い東銀座の一角に建つビルの3階。屋号が綴られた看板が灯っている。高級感のある店構え。引き戸を開けて廊下を進むと、ここがビルの中であることを忘れてしまいそうになる。店内は完全個室が3部屋のみ。周囲に気を遣うことなく、寛いだ気持ちで料理と向き合うことができる設えだ。趣味の良いインテリア、障子や箱庭などが巧みに配置され、贅沢な和空間を作り出している。