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天野功一氏(アマノコウイチ)―まるで懐石料理のような一貫を
福岡県出身。父・天野時夫氏が昭和14年に創業した「天寿し」を、兄弟で暖簾を分け受け継ぐ。小さい頃から店に出入りするうち、跡を継ぐことを自然と意識するようになり、10代の頃よりこの道を進む。地元の素材を使うことにこだわった“九州前”の寿司を確立した父のスタイルを守りながら、懐石料理のように五感で愉しめる完成された一貫を旨とする。二代目としての新たな進化を遂げるべく、日々寿司と向き合っている。
五感で味わう、繊細な技で仕上げた地物の海の幸
扱う素材は玄界灘や豊前、瀬戸内など近海の地物にこだわり、北九州の台所・旦過市場にある中卸の老舗より長年仕入れている。天寿しの代名詞ともいえる「烏賊」は、繊細な飾り包丁の細工がなされた烏賊の上に雲丹と飛子、そして京都の錦ごまで彩を添え、キュッと絞られるかぼすによって完成する芸術的な作品だ。このように柑橘や、ときに粉醤油で仕上げることで、素材の良さを引き立てさらに鮮烈な印象を残す一貫が完成する。
コースはおまかせ一本。わずか5席のカウンターで愉しむ
大きな「天寿し」の文字が存在感を放つ、わずか5席のカウンター。目の前には指を濯ぐための水が流れ、その心地よい水の音に耳を傾けながら、心置きなく手づかみで鮨を味わうことができる。用意されるメニューは、その季節の一番美味しい鮨種を堪能できるおまかせ一本のみ。カウンター越しの会話や、手渡しされる巻物など、朗らかな人柄が人気の大将・天野氏と程よい距離感で食事の時間を愉しめることも魅力のひとつだ。
カード可
電子マネー不可
QRコード決済不可
無