16,500円コース
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松尾英樹氏(マツオヒデキ)─初物の根源的な旨みを引き出す
1977年、福岡県生まれ。20歳の時、料理の道へ進もうと熊本のフランス料理店に入店。4年ほど働いたのち、食の本場を見るためフランスなどヨーロッパ数か国を放浪する旅に出る。その中で改めて日本文化について考えるようになり、日本人として和食を継承し発信することを決意し帰国。再出発のため日本料理店で修業を始め、33歳で現在の店【千翠】を開業、地元食材を生かす「福岡ならではの和食」を日々探求している。
最旬食材の滋味そのままに、匠の技でシンプルに仕上げる
ここならではの日本料理をとの思いから、素材は九州産を中心に旬の味覚をいち早く仕入れ、初物の瑞々しさそのものを提供する。近海で獲れた魚介をゲストの眼前で捌く「お造り」はその最たる例で、的確な切り口は至極なめらか、まるで生きているかのような生物の凄みがほとばしる、この店の真骨頂といえる逸品だ。【千翠】の料理の要は、松尾氏の確かな目利きと、素材の持ち味を最大限に活かす巧みな手しごとにある。
柿渋の建具と白木のカウンターが織りなす洗練された和空間
店は薬院の裏通り、一見通り過ぎてしまいそうな建物の2階に位置する。一歩足を踏み入れると、木の温もりと優しい灯りが空間全体を包み、背筋を正した6席の椅子がL字型のカウンターにきちんと並ぶ。熊本・荒尾の粗めの陶土で焼かれた小代焼や沖縄独特の釉薬で力強く絵付けされた壺屋焼など、西日本で作られる調度品がよい意味で朴訥とした地物食材と息ピッタリに寄り添う。洗練の中にも和空間に素朴さを利かせた、心和む名店だ。
月・火・水・木・金・土・祝日・祝前日・祝後日
日
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