eclat（エクラ） 公式

今井裕治氏（イマイユウジ）─和との融合でジャンルを超越

1995年、料亭で日本料理人としてキャリアをスタート。他国のエスプリ（精神）を学ぶため、心機一転してフレンチを志し、「シェ松尾青山サロン」の門をたたく。2003年に松濤にある本店で腕を磨いた後、2005年に渡仏。ニースの三つ星レストラン「ラ・プチ・ニース」などで研鑚を積む。帰国し2014年吉祥寺に「eclat」をオープン。今井氏の感性が光る美しく華やかな一皿は、多くの美食家を魅了する。

色彩豊かなドレッセに心奪われる。四季の情景を表現したフレンチ

ここで供される一皿はカラフルな絵画のように美しい。食材は、瑞々しい旬菜に産直の肉や魚介を使用。アスパラの白や蚕豆の緑、色鮮やかなオレンジなど素材の色を活かし、春の陽気や冬に感じる温もりといった四季を表現する。華やかに彩られたドレッセで季節の趣を感じたい。また、食材や調理法に和のテイストを取り入れる独創性もゲストの心を掴む理由の一つ。日本料理で修行を積んだ今井氏だからこその感性だ。