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庄司夏子(ショウジナツコ)氏─パティシエの顔も合わせ持つ
1989年生まれ、東京都出身。料理人を志して、駒場学園高等学校・食物調理科を卒業後、代官山「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」、表参道「フロリレージュ」といったフレンチの名店で修業を積み、22歳で独立。フリーのパティシエとして、旬の果物をふんだんにあしらった完全予約制・数量限定のケーキ「フルール・ド・エテ」を販売したところ、幻のケーキと呼ばれて話題になる。2015年7月に代々木上原に「été」を開業。
シェフの原点の味わいを分解・再構築して生まれた、ウニのタルト
庄司シェフが独立した直後、フリーのパティシエだった頃のスペシャリテが、マンゴーのバラのタルト「フルール・ド・エテ」。この原点ともいうべき料理を分解と再構築してコースのスターターにふさわしい皿としたのが、スパイスでマリネしたウニ、金華ハム、塩漬けの卵黄をサブレ生地にのせた「ウニのタルト」。コースは基本11皿で構成されるが、完全オートクチュールスタイルゆえに、ゲストの嗜好に合わせて皿数は前後する。
外の世界とは切り離された、完全なるプライベート空間
1日1組というスペシャル感。完全個室で楽しむオートクチュールスタイルのコースには、産地やビンテージもさまざまなワインをチョイスして合わせることができる。完全紹介制ゆえに予約するのは非常に困難だが、2021年8月にはレストランの近くにシェフの原点の味わい、フルール・ド・エテの専門店が開業(ただし完全予約制)。庄司氏の世界に気軽に触れられると、こちらも食通の高い関心を呼んでいる。
カード可
電子マネー不可
QRコード決済不可
有