麻布十番 ふくだ 公式

福田和人氏(フクダカズト)―洗練された感性で織り成す美味

京都・東京・横浜の日本料理店で18年間にわたり腕を磨き、日本料理の本流を極めた。2014年に独立しオープンした「麻布十番ふくだ」は夫婦二人三脚で営み、肩の力を抜いて愉しむことのできる日本料理によって、食の四季を伝える。その洗練された感性と丁寧な技が織り成す繊細な美しさの宿る食事は、ゲストを心から悦ばせている。「ミシュランガイド東京2016」より9年連続で一つ星を獲得。

温かなもてなしの心を感じる、端正な美しさの光る料理の数々

「美味しいものをたくさん食べて満足してもらいたい」という思いから、毎日築地へ足を運びその日に調理する食材だけを仕入れる。生産者の顔が見える素材にこだわり、和食の心ともいえる米は、知り合いの農家が特別に育てた無農薬・天日干しの米を直接仕入れている。またゲストの目の前で鰹を削り引いた出汁を使う吸い物は、香り、味ともに忘れられない体験となるだろう。

大切な人と、肩肘張らずに愉しむことのできる和やかな空間

明るい印象の店内と白木のカウンターには季節の花が飾られ、一日二組のゲストを迎える。調理場での店主と女将の和やかな阿吽の呼吸が心地よく、和気藹々とした雰囲気の中で、堅苦しく思われがちな会席料理を日本酒など思い思いの酒を傾けながら、肩の力を抜いて愉しむことができる。店主と女将の心が隅々まで行き届いたこの空間で、ゲスト一人ひとりを大切にもてなす、ほっと安らぐことのできる逸品の数々を堪能したい。