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笹田秀信氏(ササダヒデノブ)―日本料理の静謐な美しさを伝える
1971年、奈良県出身。高校卒業後、10数年にわたり新橋の名店で研鑽を積む。2005年に独立し、「ミシュランガイド東京2008」より星を獲得し続けている。名店で培った精神の真髄を継承し、四季の味を素直に感じることのできる食材に丁寧な仕事を加え、調理をした日本料理を旨とする。食材は、笹田氏自ら毎朝築地に足を運び仕入れる。名物「京野菜のおでん」は、笹田氏の求める味の真骨頂だ。
飾らない器の中に、沁々と広がる奥深い旨さ
素材の持つ味わいをそのまま生かし、それを最大限に引き立てることが基本の日本料理。丁寧な仕事と、最小限の味付けによって、奥深い旨さが顕れる。すっぽんを贅沢に使った「すっぽん鍋」も名物料理のひとつで、冬が近づくとこれを求めて笹田を訪れるゲストも少なくない。人々を虜にする、この滋味あふれるスープをひとくち口にすれば、ほっと心まであたたまるはずだ。
ゲストとの距離も縮まる、瀟洒な檜のカウンター
2005年、新橋でカウンター7席程の小さな店舗でスタートした「新ばし笹田」。2012年より現在の店舗に移転。カウンター8席と、テーブル席の個室2室を設えている。ゆったりと落ち着きのある檜のカウンター席では、調理の様子を間近に眺めることができる。その丁寧な仕事と繊細な味わいを楽しみながら、笹田氏の料理哲学を堪能したい。
月・火・水・木・金・土
日・祝日
カード可(JCB、AMEX、Diners)
有(8人可)