ラ・メール ザ クラシック（【旧店名】 ラ・メール） 公式

樋口宏江氏（ヒグチヒロエ）─G7首脳が賞賛した女性総料理長

1991年に料理学校を卒業後、志摩観光ホテルに入社。2008年、フレンチレストラン「ラ・メール」のシェフに抜擢され、2014年には志摩観光ホテル初の女性総料理長に就任。「G7伊勢志摩サミット2016」では各国首脳へのワーキングディナーを担当した。2017年には、第8回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」のブロンズ賞を受賞している（女性初・三重県初）。

伝統の味を大切にしながら、地元の素材を使った新たな味にも挑戦

「伊勢海老クリームスープ」と「伊勢海老アメリカンソース」は、天然の伊勢海老を生きたままボイルすることで、弾けるような食感を生み出す。「鮑ステーキ」は、大根と塩と一緒に煮込むことで柔らかくなり、旨味が凝縮される。どれも30年以上に渡り愛されてきたレシピだ。樋口シェフは、こうした伝統の味を守りながら、地元の生産者と積極的に関わり、これまでとは違う食材を使った新しい味への挑戦も続けている。

昭和を代表する建築家が手掛けた店内で、英虞湾の眺望を楽しむ

大きく設置された窓から望む英虞湾の景色は、まさに絶景。時間帯によっては、美しい夕日を眺めながら、食事を楽しむことができる。木目を基調とした温もりある店内を設計したのは、昭和を代表する建築家・村野藤吾氏。オープン当時からの調度品も飾られており、長い歴史を誇るホテルならではの伝統と格式が伝わってくる。G7伊勢志摩サミットの際に使用されたテーブルも、そのままの形で展示されている。