魚菜料理 縄屋 公式

吉岡幸宣氏（ヨシオカユキノリ）─地元・京丹後で名店を築く

1974年、京都府生まれ。仕出し業を営む家に育ち、自ずと料理の道を志す。高校卒業後は大阪のホテルで板場に立ち、料理人としての基礎を習得。その後、京都の名料亭「和久傳」で6年間の研鑽を積んだ。そして2006年、地元・京丹後市で「魚菜料理縄屋」をオープン。旬と鮮度を活かしたシンプルな掛け合わせで、季節の食材をより一層滋味深い味わいに昇華するのが持ち味だ。今や京都の名店として、遠来の客が後を絶たない。

自然が育む山海の幸。今、京丹後ならではの美食と出会う

魚介は地元産を中心に、全国の生産者との繋がりの中でより良い状態のものを厳選。自家菜園で育てた野菜や周辺で採れる山菜が、その美味しさを一層引き立てる。もちろん名店と呼ばれる所以は素材の良さだけに留まらない。特筆すべきは魚の火入れへのこだわりで、皮目はパリッと、内側にいくにつれレアになるように火を入れることで、様々な食感や味わいを引き出す。食材を活かしきるその妙技も、数多の食通を虜にする理由の一つだ。