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上岡誠氏(ウエオカマコト)ー香港、広州で広げた知見を活用
1983年、京都生まれ。「エクシブ有馬離宮」、「ホテル日航大阪」、「京都ホテルオークラ」などでの修業のほか、香港の広東料理店でも勤務。広州など広東省各地へも度々足を運び、現地の料理を吸収。2019年、「仁修楼」を開業。料理信条は「分解、再構築ではなく、伝統的な料理の精度と完成度をいかに高めるかが第一」。店内に大量にストックする巨大なフカヒレ、赤燕巣などの乾物は「商売の域を超えた趣味の世界」という。
振り切った贅沢感と、緻密かつ繊細な仕上げの妙味
料理のラグジュアリーさだけでなく、繊細、かつ深遠な仕上げも、店の名声の所以。素材感の鮮明化を第一に、油と調味料の使用は最小限に留める。一見シンプルな写真の「地鶏と中国人参の蒸しスープ」も、厳選した超軟水の湧水を使うことで、素材の滋味を清純、かつクリアに引き出している。主人が厳選した、20~30年熟成の紹興酒とともに楽しめば、その至福はさらに高まる。
静かな住宅街にひっそりと佇む店のライブ感あふれるカウンター
「繁華街の喧騒が届かない場所で、ゆったりと食事を楽しんでいただけるように」と、北区・紫竹の住宅街の一戸建てを改修。緑が鮮やかな坪庭を望む、重厚な質感のカウンターのほか、空間デザインはほぼ店主自ら監修。カウンター席からは、通称“ロケット”と呼ばれる巨大なロースト窯の熱気や、大型の蒸し器から上がり続ける湯気も間近に見え、その迫力とダイナミズムもグルマンの心に火をつける。
カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
電子マネー不可
QRコード決済不可
無