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月岡正範氏(ツキオカマサノリ)――自然と対話する食の表現者
1976年生まれ、北海道出身。15歳で門を叩いた札幌の郷土料理店を皮切りに、愛知・京都・東京・滋賀と各地で修業を重ね、2019年に独立のため渡米。しかし、コロナ禍により出店を断念、京都で再出発を決意した。修業時代に出会った「草喰なかひがし」の店主の食材に対する姿勢に感銘を受け、自身も野山を駆け巡って自然や食材との対話を重んじるように。自然の恵みへの感謝を込めた一皿で日々ゲストをもてなしている。
「月おか」専用の熟成肉がコースを引き締める要
季節の色香を散りばめた八寸をはじめ、竜王産のそば粉で手打ちした十割蕎麦、おくどさんで炊き上げる美山産の米など、日本の原風景を思わせる滋味豊かなコースを展開。そんな中で異色を放つのが、50日間かけて熟成した経産牛の炭火焼きだ。草津の精肉店「サカエヤ」が「月おか」のためだけに手当てする熟成肉は、ほどよい弾力で肉の旨味がたっぷり。そのあっさりとした味わいがコースによく馴染み、良いアクセントになっている。
畳、骨董品、おくどさん…日本文化の粋を一堂に
扉を開けると目の前には「駿牛菴」と書かれた扁額が。茶室を思わせるアプローチは「非日常の空間に足を踏み入れるワクワク感を感じてほしいから」と月岡氏。カウンターの内側にはおくどさんや水屋を設え、背面には年代物の壺や器を並べて、侘び寂びを感じる空間を創り上げている。「畳に膳を置く」という日本ならではの風習をイメージした畳敷きのカウンターもその一つで、供される一皿への期待感をさらに盛り上げてくれる。
カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
電子マネー不可
QRコード決済不可
有(4人可、6人可、8人可、10~20人可)