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岡本良太(オカモトリョウタ)―和食の良さを、堅すぎない空気で
1980年、広島生まれ。祗園「花吉兆」、北山「京上賀茂御料理秋山」など京都で13年間、日本料理一筋に修業。2013年秋、「少し静かで、わざわざ足を運んでいただける場所に」と現在の東山・渋谷街道沿いに「佳肴岡もと」をオープン。「四季折々の多彩な表情があり、器の種類も無数。そして、どうにも日本酒と相性がいい。そんな日本料理の素晴らしさを、肩肘張らない雰囲気の中でお伝えしていきたい」と心を砕く。
見えないところにかける時間と手間が生む、澄んだ味わい
華やかな盛り付けの「カブと伊勢エビの黄身酢仕立て」も、「主役は伊勢エビの頭の出汁でじっくり炊いたカブなんです」と主人。八寸の小さなイワシ煮も5時間、弱火で炊いた身がトロリとクリーミー。〆の定番、鶏ラーメンは、スープにシャポンというフランスの高級品種の丸鶏を使う。深々とした滋味は、そんな隠れたところにも情熱を注ぐ職人気質の仕事と贅沢素材の賜物である。
歴史ある町屋の温かみの中に、さりげなく満ちる主人の美意識
ツーリストの雑踏無縁の静かな空気感に満ちた東山の坂道。そんなロケーションに佇む歴史ある木造家屋を改装。ゆったりと8席のみのフロアには、桜の木のカウンター、ごくわずかに茶葉を練り込み風雅な起伏をつけた壁、昭和初期の風情が漂う食器棚などを配置。さりげないディテールの数々にも、主人の美意識の鋭さがにじむ。「會津宮泉山田穂」など稀少銘柄を多く含む約60種類の日本酒も、温度管理を徹底し熟成を重ねている。
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