モトイ（ＭＯＴＯＩ） 公式

前田元氏（マエダモトイ）─新時代を築くモダンフレンチの旗手

1976年、京都市生まれ。絵本代わりに料理本を見て、実際に料理を作って楽しむというような幼少期を過ごしていたことから、自然と料理人の道へと進む。高校卒業後、現｢リーガロイヤルホテル京都｣に入社。中華の料理人として約10年ほど勤務した後に渡仏し、ブルゴーニュなどで研鑽を積む。帰国後も京都の「ピトレスク」や大阪の「HAJIME」で腕を磨き、2012年1月に生まれ育った京都にて｢MOTOI｣をオープン。

築100年の歴史ある一軒家で、美しい中庭を眺めながら優雅に

昔ながらの町家が今も多く残る京都・俵屋町の閑静な住宅街の一角に暖簾を掲げる｢MOTOI｣。大正時代は呉服屋の邸宅として使われていたという築100年の歴史ある屋敷をリノベーションし、一軒家レストランとして生まれ変わらせた。古き良き日本の伝統美と、現代的でスタイリッシュなデザインが見事に融合した心地よい空間で、美しく手入れされた中庭を眺めながら、至福のひと時を堪能できるだろう。

季節の食材を通じて“ストーリーを感じる料理”を味わう

中華の料理人からフレンチのシェフに転身した異色の経歴を持つ前田氏。温度計を使用せず、自身の目で判断する絶妙な火入れなど、素材と真摯に向き合い誠実な調理を行うことを信条とする。使う食材にもこだわり、加茂川で天然のクレソンを摘むなど、出来る限り自らの手で食材を揃える。中華のエッセンスを取り入れながらも、コース全体の流れとストーリー性を大切にした、前田氏だからこそ出来る料理をじっくりと楽しみたい。