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松田慎之介氏(マツダシンノスケ)─もてなしを極める蕎麦人
1984年、大阪府生まれ。「北の国から」の世界観に感銘を受けて山奥に移住した実父から店を継いだ、若き二代目店主。先代の技術を踏襲しつつ、自身の蕎麦のための研究にも余念がない。一度は仏門に入るも、店の手伝いで目にした客人の喜ぶ笑顔に感銘を受けて蕎麦の道を究めることを決意した、もてなしの気持ちを礎とする蕎麦職人である。中学時代より続けるお茶の嗜み「茶事」になぞらえた「蕎麦事」の提供を志している。
しなやかな感性で編み上げる、丹波篠山の景色を映す蕎麦会席
蕎麦は仕込み水に鹿児島県「垂水温泉」の超軟水を使い、その日の気温などによって3種類の国産そば粉の配合や麺の太さ、打ち方まで変える。無論、それに合わせて出汁も絶妙に調整。コースで供される3種の蕎麦はどれも香り高く、蕎麦の実本来の風味が際立つ。また塩梅よく配置された料理には地のものが巧みに生かされ、上品かつ存在感ある味わいに驚かされるはずだ。恵み豊かな蕎麦会席、自然に身を委ねるように愉しみたい。
大自然にどっぷりと浸る。五感で慈しむ伸びやかなひと時がここに
山深く分け入る道のりに都会の喧騒を忘れていると、田舎家離れした数寄屋造りの建物に辿り着く。そこで耳に届くのは小鳥のさえずりや川のせせらぎ、ガラス窓の向こうに広がるのは四季の移ろいだ。この建物を抱く豊かな環境が、蕎麦の味わいを一層深めているのは言うまでもないだろう。盛り蕎麦を供するオーダーメイドの笊や料理をおさめる竹籠、漆椀など、料理の美しさ引き立てる器や箸にも松田氏のこだわりとセンスが光る。
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