焼鳥 ひげぼうず 公式

村上陽輔（ムラカミヨウスケ）氏−北海道焼鳥文化の立役者

1985年生まれ、北海道出身。立命館大学卒業後、北海道銀行に就職し10年間勤めるも、自分の腕一本で勝負する仕事がしたいと退職し焼鳥の世界へ。簡単にできそうだと思っていた焼鳥だったが、東京の一流焼鳥店で衝撃を受け、このクオリティの店を自身が北海道に作ると決意する。店の利益をすべて食べ歩きに費やし、自店で研究に没頭する日々を重ね、試行錯誤の末現在のスタイルへと辿り着く。

北海道で初にして唯一、最高峰と称される高坂鶏を提供

世界最高峰と称される高坂鶏を独自の手法で熟成させ、旨味のピークを見極める。串と炭をギリギリまで近づけ、焼きながらも煙で蒸し上げるイメージで、素材のみずみずしさを保ち、旨味をギュッと凝縮している。「鶏も野菜も小さな焼台ひとつで同じ火力で仕上げることに、焼鳥職人としての矜持を持っている」という村上氏。美味しさを瞬時に閉じ込める技術こそが、独学で歩んできた村上氏のたゆまぬ努力の賜物といえよう。

「この地で、自分にしかできないこと」を徹底的に追究

酒のつまみの一品ではなく、食事として楽しむ“コース焼鳥”という文化を北海道で確立し、広めたと自負する村上氏。その言葉通り、並み居る北海道グルメを押し分けランキング上位に躍り出たことで「焼鳥ひげぼうず」は北海道の食事シーンで“焼鳥”という選択肢を広げた先駆けに。焼鳥専門店であり職人であるという矜持を大切に、料理人の真似事はせずあくまで焼きの技術を磨くことにすべてを捧げ、理想の焼鳥を日々追究している。