焼鳥 みずき

淡海地鶏の旨みを引き出すべく、２台の焼き台を使い分ける

淡海地鶏を丸鶏で仕入れて自店で捌いているため、定番部位のもも肉やつくねだけでなく、まつば（鎖骨）、ちからこぶなどの希少部位も充実。焼鳥メニューだけで、なんと約25種類も揃っている。淡海地鶏のもも肉は心地よい歯ごたえと、適度な脂の旨みが身上。串は部位ごとのおいしさが引き立つように、火力の違う2つの焼き台を使い分け、たとえばつくねやもも肉なら、しっかりと炭の薫香をまとわせてサーブする。

たわわに実った地元野菜は、酒に合う串に仕立てる

「最近は鶏を焼くことよりも、野菜を焼くほうに凝っているかもしれません」とハニカミながら話す、店主の水木さん。カウンターの盛りカゴには、初春ならホワイトアスパラガスやタケノコなど、地元・岐阜の農家の採れたての野菜が並ぶ。隣町・各務原市の橋本農園で実ったトマトは炭で焼き、パルミジャーノをたっぷりとかけて。これらひと手間加えた野菜串と焼鳥は、水木さん自らが試飲して選んだワインとこのうえなく合うのである。