おまかせ
閉じる
鶴貝顕一氏(ツルガイケンイチ)─天ぷらの可能性を追求する職人
1977年、千葉県出身。高校卒業後に天ぷらの老舗「銀座天一」で料理の世界へ。20年修業を重ねながら、王道の天ぷらの技を身につける。2015年に独立し、故郷である千葉に「天ぷら天白」を開店。「基礎を学んだからこそ、次の一歩を踏み出せた」と老舗に敬意を払いつつも、素材選び、衣づくり、揚げ油の温度などを改めて検証し、現代だからこそ考えうる最高の天ぷらを追求する。
繰り返しの試行を経て生みだされる唯一無二の天ぷら
たとえば穴子なら、3日前に仕入れて冷たい水の中で半冬眠状態に。揚げる3時間前に捌いてあえて空気に触れさせてから、ぬめりを取らずに低温の油で揚げる。身と皮の臭みを除きつつ、旨みを最大限に引き出すために編み出した方法だ。ウェルダン気味に揚げてコースの最初と最後に出すエビ、何度も温度を上げ下げしながら時間をかけて揚げる芋なども、すべての技が論理的思考と繰り返しの検証によって生み出されている。
暗闇に浮かぶ幽玄な灯りが、今宵もゲストを出迎える
出店場所を選ぶ際の条件は「繁華街ではなく、周囲に飲食店がない」こと。住宅街の中にぽつんと光る店の灯りが、穏やかなくつろぎの空間を予想させ期待を高める。店内は磨き抜かれたカウンターと落ち着いた照明が迎える大人の雰囲気。「20年間修業して、独立の勝負は一度きり。どこにも妥協はしたくなかった」と、皿や酒器にまで選びぬいたこだわりの空間が広がる。
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
カード可(JCB、AMEX、Diners、VISA、Master)
電子マネー不可
QRコード決済不可
無